「IHクッキングヒーターを使用すると、お湯がすぐに沸く」というユーザーの話を耳にすることがあります。これはなぜでしょうか?ガスコンロとは一体何が違うのでしょうか? IHクッキングヒーターは、調理機器自体が発熱しません。電気で磁力線を発生させ、調理に使う鍋そのものを発熱させて料理を行うものです。
そのため調理に使用する鍋には様々な制限があり、この点がデメリットと言えるのですが、反面、IHクッキングヒーターは非常に熱効率が良いと言われています。
ガスの場合、炎が直接鍋底に当たる部分以外にも広がり、周囲の温度が上昇することが分かるかと思います。周囲に暖められた熱が広がる分、結果的にエネルギーロスとなります。
ところがIHクッキングヒーターの場合は、鍋そのものを暖めるため、ガスコンロのようなエネルギーロスが発生しません。コンロのエネルギーは、全て鍋底一点に集中します。ですから、IHクッキングヒーターを使用する際には、エネルギーを鍋底一点に集中出来るように、鍋の底が平らになった調理器具を使用するように推奨されています。
このように使用できる鍋の材質や形状が決められている分、熱効率は80から90パーセントと非常に高く、効率的であると言えます。そのため、お湯がすぐに沸くのです。ガスコンロの場合は、熱効率が40から55パーセントと言われていますので、IHクッキングヒーターの方が熱効率が圧倒的に良いと言えます。
ただ、発電所で伝記を作り、家庭内へ送る過程で電気そのもののロスがあるため、本当の意味で省エネになるかどうかを疑問視する声もあります。